令和７年度 日の丸共選 選別講習会を開催　“信頼される品質”を目指して一丸に

 

令和７年１０月２８日（火）、西宇和農業協同組合 日の丸共選勘定集荷所にて「令和７年度 日の丸共選 選別講習会」が開催されました。
当日は生産者が多数参加し、今シーズンの出荷基準や品質管理についての確認と実践的な講習が行われました。

 

冒頭、共選長の濵田善純より挨拶があり、

「今年は着色・色づきが例年より少し遅れているようだが、大田市場での初売りの日程はすでに決まっている。しっかりと見極めを行い、品質の良いみかんを全国へ送り出してほしい。また、収穫作業では怪我などに十分注意してほしい」

と呼びかけがありました。

 

 

続いて、日の丸共選の竹中事務所長から販売状況について報告があり、今年度の販売計画と市場動向について共有が行われました。
その後、JAにしうわ営農経済部の渡邊指導員より、実際の出荷サンプル果実をもとにした選別基準の説明が行われました。

渡邊指導員は、

「今季は10月中旬まで制御が続いたため、全体的にやや黄色みの強い畑が多く見られるが、これからの着色の進行に期待したい」

と述べました。
また、果実の赤み（紅のさし方）を重視し、

「お尻の部分までしっかりと赤みが入っているものを収穫してほしい」

と指導。さらに、傷や緑残りの程度など、選別における具体的な注意点を丁寧に解説しました。

 

　　

 

最後に、参加者は実際の果実を手に取りながら、例年との違いや注意点を確認し、品質向上への意識を新たにしました。

 

　　

日の丸共選では、今後も「信頼される日の丸みかん」を目指し、生産者一丸となって高品質な果実づくりに今後も取り組んでまいります。