お知らせ
2025.04.03
日の丸共選、令和6年度春期座談会で品質向上に向けた 新たな取り組みを共有
JAにしうわ日の丸柑橘共同選果部会(日の丸共選)は、令和6年度の春期座談会を開催し、温州みかんの生産販売における重要な課題と対策が議論されました。参加者全員が積極的に意見を交わし、来年度に向けての品質向上と安定生産を目指す具体的な取り組みが共有されました。
令和7年3月27日(木)、令和6年度春期座談会が西宇和農協矢野崎出張所で盛況に開催されました。
はじめに、八幡浜消防署より愛媛県内で多発している森林火災を受け、農業現場での火入れ(焚き火)に関する注意喚起がありました。
共選長の濵田善純からは、「皆様から積極的な意見を出していただき、実りある座談会にしましょう」との挨拶があり、参加者全員が意見を出し合いながら議論を深めました。
続いて、中藤所長からは、令和6年度の温州みかんの販売実績が報告されました。今年度は天候不順や病害虫の影響により、例年より販売実績が少なかったことが報告されました。その上で、次年度以降に向けた高単価維持のための販売努力の重要性が語られ、課題と対策が共有されました。
また、JAにしうわ営農経済部の渡邊指導員からは、温州みかんの令和6年産の生育状況や反省点・令和7年産生産対策が発表されました。安定した生産と品質向上を目指し、具体的な生産量やキロ単価の目標が掲げられ、品質向上に向けた細かな対策と計画が共有されました。次年度に向けた意気込みが一同に伝わり、さらなる発展が期待されます。
さらに、休憩後には講演会も開催され、東一川崎中央青果株式会社の鳥津忠安相談役が「日の丸みかん 更なる発展のために」というテーマで講演を行いました。長年の現場経験をもとに、人材の育成方法や日の丸共選の今後の方向性について貴重なアドバイスがあり、参加者にとって大変有意義な時間となりました。
「チーム日の丸」として一丸となり、更なる品質向上を目指して取り組む必要性が再認識され、良い商品づくりに向けた意識が一層高まりました。