お知らせ
日の丸みかん、今年も美味しく!剪定講習会で高品質みかんづくりへ
今年も日の丸みかんの季節がやってくる!高品質なみかんづくりは、剪定から始まる。日の丸共選では、生産者の技術向上を目指し、剪定講習会を開催しました。講師は、長年の経験を持つベテラン指導員。参加者は、熱心に耳を傾け、実践的な指導を受けました。美味しいみかんづくりのための第一歩、その様子をぜひご覧ください。
JAにしうわ 日の丸柑橘共同選果部会(以下、日の丸共選)では、令和7年2月17〜18日にかけて「剪定講習会」を開催しました。
剪定は、みかんの樹の形を整え、日光が均等に当たるようにするほか、消毒や風通しを良くするために行われる重要な作業です。剪定の出来によって、みかんの品質や収量も大きく左右されます。
講習会当日は、晴天ながらも強風が吹く中、多くの部会員が熱心に講習を受けました。
はじめに濵田共選長より「今年は豊作になる予定の年回り、まずはこの剪定がなによりも重要。講習をしっかり学んでいただきたい」と挨拶がありました。
続いてJAにしうわ営農経済部の渡邊指導員より、八幡浜地方の気象概況、温州みかんの数量と単価(市場出荷)の推移、土壌分析結果などの説明がありました。土壌分析の結果に関しては、日の丸全体でpH値が低い〜やや低い園地が60%となっていることが報告され、安定生産のためには急変する気象変動に影響されない土壌環境の整備が強調されました。
また、高品質安定生産を軸に、近年課題となっている隔年結果の是正に取り組むため、剪定をしっかり行い、発芽管理、摘果へといい流れを作ることが重要であると説明がありました。
次に中藤所長からは1月に上京し、大田市場・仲卸、東京青果(株)への表敬訪問と東一・仲卸会の販売反省会議、取扱店舗の視察およびお礼・挨拶を実施したと報告がありました。
その後生産者は自身の生産班園地へ向かい、実際に剪定作業を行いました。
日の丸生産班は8班(高城・中浦・大内浦1・大内浦2・杖の浦・勘定1・勘定2・勘定3)に分かれており、各班でより細かいアドバイスをもらいながら、高品質なみかんづくりのために冷たい初春の風が吹くなか、剪定作業に取り組みました。